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弁護士と旅

初マスターズテニス観戦 – インディアンウェルズ (vol.8)

弁護士と旅

砂漠リゾートでのマスターズ大会 – インディアンウェルズ

グランドキャニオンの朝日を犠牲にしてまで急いで向かったのは、インディアンウェルズ(Indian Wells)。ロサンゼルスの東方にある、テニスのマスターズ大会が行われる砂漠リゾートです。マスターズと言ってもピンと来ないかも知れませんが、サッカーで言えばチャンピオンズリーグ予選くらいのレベルの大きな試合です。錦織が直前の夏に全米オープンの決勝に進出し旋風を巻き起こしている時期だったので、ブームに乗って観戦に行ってきました。

グランドキャニオンからの強行軍

本当はセドナにも寄ってからインディアンウェルズへ向かう予定でしたが、この日に錦織の4回戦が予定されており、そろそろ負けそうな気がしたので、セドナをスキップし、1日予定を早めてインディアンウェルズに向かいました。

グランドキャニオンからインディアンウェルズはかなりの距離があり、グーグルマップによれば会場まで6時間。しかも、よりによって錦織の試合はこの日の第1試合(午前11時開始)に組み込まれてしまいました。もう試合開始に間に合わないのは確実ですが、途中からでも観れるように車を飛ばしました。前日のスピード違反のことも忘れる勢いで車を走らせました

試合には間に合ったが…10分で終わった錦織観戦

6時間一度も休憩を挟まずに車を走らせ、13時ころに開場に到着しました。このとき、速報では既に第2セットの5-5くらいで、錦織が1セット取られている状態。マスターズ大会初訪問の余韻に浸る間もなくチケット売り場に駆け込みます。立見席であるGrand standは40-60ドル程度、もっと良い席は無いのかと尋ねると1階席(Stadium box)が空いており230ドルとのことでした。錦織が押し返してファイナルセットに持ち込むと信じ、1階席の良いチケットを迷わず購入しスタジアムに全力ダッシュ。この瞬間、会場が一気に沸き上がり、第二セットはタイブレークに突入したことが分かりました。

何とか間に合ったと思いましたが、このタイブレーク終了まで座席には通せない様でした。出口みたいな所から遠目にタイブレークを観戦しましたが、結局、錦織はこのタイブレークを落としてしまい敗戦。6時間の超強行ドライブの甲斐もなく、錦織の観戦は10分程度のタイブレークだけで終わってしまいました


せっかく良い席買ったのにこんな距離からしか観れないなんて。そして、10分で負けて去っていく錦織。

さすがマスターズ – スター選手も揃い踏み

錦織が負けたのは非常に残念でしたが、少しでも見られて良かったと割り切り、後はテニスファンとして初のマスターズ観戦を楽しむしかありません。

錦織観戦のために奮発したボックス席はなかなかいい席。天気も快晴、これにビールも加わって平日昼間から贅沢な環境です。試合分析という観点からはテレビで見るほうが見やすいですが、やはり、現地で味わう臨場感は最高です。しかし目の前の子供、ガキの頃からこんな良い値段の席でテニス観戦とは許せないですね。

まずはナダル対シモン。いきなり誰もが知るスーパースター、ナダルの登場です。相手のシモンもかなり強い選手で、このカードだけで十分230ドルのチケットのもとは取れると思える組み合わせです。シモンもかなり強い選手ですが、ナダルが苦もなくシモンを退けました。

生でナダルを見た感動が冷めやらぬうちに、今度はもう一人の生ける伝説フェデラーの登場です。相手はアメリカの新鋭ソック。もはやチケットのもとが取れるどころか大きなお釣りをもらってる感じです。ソックにも期待していましたが、流石にフェデラーが圧倒しました。これで昼間のセッションは終了ですが、ナダルとフェデラーが見れて幸福感が半端無かったです。

夜まで続くスター選手の饗宴 – ナイトセッション

デイセッション(昼の部)から時間を空けて、ナイトセッション(夜の部)が始まります。ナイトセッションのチケットは別売で、事前にスタンド席を学割(50ドルくらい)で購入していました。この日のナイトセッションは、①セリーナVS山田花子(Unkown)と、②ジョコビッチ対イズナー

女子テニスには興味無いのですが、セリーナは、この大会では過去に一悶着起こしており、数年ぶりの出場ということだったので、せっかくですしセリーナの試合も観戦しました。なんかもう、ホントに人外って感じでした…

やはりアメリカのでかいスタジアムの上階席だと選手が豆粒です。。

お次はジョコビッチ対イズナー。1日にビッグ4のうち三人以上の試合が見れるのは何気に珍しいです。イズナーもアメリカのトップ選手であるビッグサーバーで、こんな好カードばかり観れて感動で死にそうでした。ジョコビッチが虐殺するかと思っていたのですが、予想以上にイズナーが頑張ったので内容的にもとても良い試合でした。ナイトセッションはその日のメインイベント的位置付けなので試合数は少なく、これだけで終了です。

リゾート地なのでホテルが高い – モーテルに宿泊

会場を後にして宿泊先に移動します。この日の滞在先は、Curve Hotelという会場から車で30分ほどのモーテル(今は別のホテルに生まれ変わっているようです)。モーテルは初体験でしたが、独身男性が滞在するだけならこれで十分という感想です。

安全も考えて、基本的には「ふつう~まあまあ」の価格帯(150-300ドル前後)のホテルを選ぶようにしているのですが、この周辺は「避寒地」としても有名な砂漠のリゾート地で、この時期はハイ・ハイシーズンらしく、まともなホテルの価格はべらぼう(平気で1,000ドルとか)でした。

 

こんな僻地の砂漠まで来たからには一泊で立ち去る訳が無く、これから数日間滞在して、テニス三昧の日を過ごすことになります。

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