イリノイ州の州都スプリングフィールド
シカゴはイリノイ州最大の都市ですが、実は州都ではありません。イリノイ州の州都はスプリングフィールド(Springfield)という、シカゴからは結構離れた所にあります。アメリカは、歴史的に重要だった場所が州都になっているケースが多く、ニューヨーク州の州都もニューヨーク市ではなくオルバニーですし、カリフォルニア州もロサンゼルスではなく、サクラメントが州都です。
イリノイ州と言えばリンカーン
イリノイ州の愛称はLand of Lincoln(リンカーンの地)。そして、州都スプリングフィールドはそのリンカーンと非常に縁のある土地であり、リンカーンの墓もここにあります。リンカーンは、「米国史上最も偉大な大統領」と評されることも少なくないですし、アメリカの祝日であるPresident’s Dayは、初代大統領ジョージ・ワシントンとリンカーンの誕生日の間を取って設定されています。
ということで、シカゴからは車で約3時間半とちょっと遠いですが、スプリングフィールドまで行ってきました。なお、道中はクッソ田舎の一本道をひたすら突き進むことになります。
ポンティアック – Route 66の観光スポット
スプリングフィールドがあまりに遠いので、道中、ポンティアック(Pontiac)という、ルート66(サンタモニカとシカゴを結んでいた旧国道66号線)関連で有名な街へ立ち寄りました。
街中はアートとRoute 66で一杯
ただの田舎町ですが、アートで溢れています。
全体的にルート66ごり押しです。ルート66博物館というマニア向け施設もあります。
リンカーン尽くしのスプリングフィールド
そしてスプリングフィールドへ到着。彼はここで大統領になるまでの間、弁護士・政治家として長年を過ごしました(なお、生まれはケンタッキー州です)。
まず向かったのはリンカーンの家歴史地区。ここでリンカーンの家ツアーに参加。家自体はあまり特別なものでもありませんでした。
リンカーンの法律事務所。ここも四大と同じくらい忙しかったのでしょうか…
リンカーンの銅像にリンカーンライブラリ。
リンカーンがワシントンDCへ旅立った駅舎。このとおり、くどいくらい町中がリンカーンです。
リンカーンの墓
町のリンカーンスポットを一通り回ったあとは、本日の最終目的地、リンカーンの墓へ。
こちらがリンカーンの墓です。
鼻に触ると幸運になれるとかいう迷信のせいで、塗装がはげて金ピカになっています。
帰還 – 日帰り強行くらいが丁度良い
無事リンカーンの墓参りも終え、シカゴへ帰還しました。日帰りはそこそこキツいですが、一泊するほど見るものは無いので、多少強行日程でも日帰りがベターと思います。外国人としてはリンカーンがどれほど素晴らしい大統領だったかは史実を勉強して冷静に判断する必要もありますが、アメリカでどれほど讃えられているかについては少し分かった気がします。
これ以降も、イリノイ州にお世話になった身として、ワシントンDCのリンカーン記念堂、サウスダコタ州にあるマウントラシュモアの大統領岩、リンカーン生誕の地であるケンタッキー州ホッジェンビルも米国滞在中に訪れて参りました。
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