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弁護士と旅

名残り惜しすぎるマスターズ-インディアンウェルズ4日目 (vol.11)

弁護士と旅

インディアンウェルズ滞在も4日目となりました。この日はまだ準決勝ですが、決勝までは観ずにこの地を去ります。決勝の日は男女1試合ずつしかないにも関わらず、チケットの値段は跳ね上がるため、よほど思い入れのあるカードでない限りコスパ悪いからです。

チケットおじさんとの朝食 – 普通に良い人だった

この日は、昨日出会ったおじさんと朝食をご一緒するために、会場から車で10分程度のレストランに向かいます。普通に感じの良いレストランで爽やかな朝食を頂きました。どうやらこのお方、たまに仕事でも日本を訪れる事があるらしく、日本の弁護士はどういうものなのかということを中心に質問を受け、フランクな感じで話をしました。

これまでの流れからも推察できるように、なかなかの富裕層に属される方だと思われ、彼のような人から見れば、普通のローヤーは中流というイメージのようです。

そんなこんなで、朝食をおごってもらったうえに、ねんがんの準決勝チケット(それも割といい席)を手に入れてしまいました!事前にしょぼい4階席のチケットをそれなりの値段で購入してしまったのは結果的に勇み足でしたが、その額でこの1階席を買ったと思えば安いものです。

観戦 – チケットおじさんと愉快な仲間達

会場に着き、チケットをくれたおじさんの隣に座りました。この日は周囲にも観戦仲間が数名おり、中には新橋で2年くらい働いていたという日本語達者な人までいました。彼らに囲まれつつ試合を観ることに。旅行前には全く想定していなかった展開です。

男子準決勝が組み込まれたこの日はデイセッションしかありません。まずはジョコ対マレー。選手としてはジョコのほうが好きですが、最近のジョコ無双が激しすぎるので、ここはマレーに全豪の雪辱を期待することに。しかし、マレーは以前からこの大会が苦手ということもあってか、終始、ジョコが内容的にもリードしたままあっさり勝ちました。

ろくな写真の残っていないジョコVSマレー

もう一つの準決勝はフェデラー対ラオニッチ。昨日ビッグ4の牙城を崩したラオニッチの奮戦を願うことにしましたが、フェデラーの貫録勝ちといった感じでストレートで勝負が着きました。フェデラーさんカッコ良すぎです。

フェデラーVSラオニッチ。しかし、この席がタダとは。。

男子シングルスは意外にあっさり終わってしまいまして、お次はヒンギスの女子ダブルスの決勝を観戦します。先日見た試合ほど圧倒的ではありませんでしたが、相変わらずの美しいプレーで、ヒンギスペアが見事優勝を収めました。

これもろくな写真なし。試合終了直後の表彰式。

最後に男子ダブルス決勝です。組み合わせは、ソック・ポスピシル対ボレリ・フォニーニというカードで、全体的にアメリカ人であるソックのペアを応援している人が多かったですね。結構競った試合になりましたが、スーパータイブレークでソック・ポスピシルが一気にポイント先行し、マッチポイントを何本かしのがれたものの、無事とどめを刺して、会場の地元民を沸かせてこの日を締めました。勝利を収めた直後のハイタッチなど、ペアで喜びを分かちあう瞬間を見ることができるのは、ダブルスならではの醍醐味ですね。優勝したペアのうちソックは、シングルスでも先を期待されているアメリカの新鋭ですので、今後の彼の活躍も楽しみです。

これは割とまともな写真。時間が遅くなったこともあり空席が目立ちます。

さらばインディアンウェルズ、また来年

試合後、一緒に観戦していた人達に来年も来るよと告げ、彼らと別れて会場内で独り夕食を食べました。この日の最終試合であった男子ダブルスの時間がずれ込んだこともあり、食事終了後、会場には全然人がいませんでした。その静けさのせいでしんみりした気持ちになり、しばらく、スタジアム外壁の電光掲示板を見ながら佇んでから会場を後にしました。

さらばインディアンウェルズ、また来年。

みんな帰ってしまい、広大な駐車場にも自分の車しかありません。

これで4日間に及ぶインディアンウェルズの観戦が終了しました。わざわざ大型旅行中にテニスを観る余裕があるなら他に名所を回ればいいのにと思うかも知れませんが、結果的に大満足でした。

チケットまでタダで頂戴できたのは奇跡でしたが、砂漠のカラっとした気持ちいい気候の中で、トッププレイヤー達の試合を(ロースクールの授業をサボって)連日観戦するのは至極の贅沢です。せっかくテニスが奇縁をもたらしてくれたので、なるべく来年も観戦に訪れようかと思います(※本当に翌年も来たのですが、携帯を紛失して連絡先が分からなくなっていたため、チケットおじさんとの再会はかないませんでした)。

少し長いこと一か所に滞在してしまいましたが、明日から、また違う場所へ向けて旅を再開します。

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