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弁護士と旅

砂漠と岩石が織りなす生態系-ジョシュアツリー国立公園 (vol.13)

弁護士と旅

インディアンウェルズに名残惜しさを感じながら、次に向かったのはホテルから車で1時間弱の位置にある、ジョシュアツリー国立公園

道中には尋常でない量の風力発電機が立ち並んでいるエリアがありました。ガイドブックで目にした時は、そんなもの見て何が楽しいのかと思っていましたが、発電機の群れがクルクル回り続けている様は意外と面白かったです。

この木なんの木 タダのキモイ木

肝心の公園は、そこまで有名でない割には面白かったですが、やや通向けです。私はナビに案内されるがままに北口から入りましたが(ロスから普通に行くと、高速に近い南口から入ることになるかも知れません)、公園北側は比較的岩石・荒野地帯が多かったように思います。

北側は基本この写真のような雰囲気です。ロッククライミングの名所として知られているらしく、この日も多くのロッククライマー(「クライマー」っていう程のガチ勢ではなくて、ロッククライムをしに来た一般人という雰囲気)を見かけました。

このコメントしづらい木がジョシュアツリー(のはず)。キモイといってしまえばそれまでではありますが、ここは彼らの特別な生息地らしく、いたるところに群生しています。

不思議な世界をトレッキング – Hidden Valley

車を走らせていくと、Hidden Valleyという軽めのトレイルがあったので歩いてみることにしました。このあたりは特殊な気候と岩石のおかげで生態系の境目になっているらしく、砂漠にもかかわらず多様な生物を見ることができます(案内板の受け売り)。

日ごろ都会暮らしをしている自分にはなんとも言えない不思議な光景です。

コーチェラフェスティバル行きてえ – Keys View

Hidden Valleyのトレイルを30分程度で足早に抜けて、公園巡りを続けます。次に向かったのはKeys Viewという展望ポイント。コーチェラバレーという峡谷が見渡せる場所で、結構おススメです。なお、ここが私の印象に残っているのは、コーチェラバレーロックフェスという最大級のロックフェスが想起されたのが大きな理由です。

こんな開放的な土地でフェスなんて、一度は行ってみたいものです。

南口側から猿の惑星みたいなトレッキングコースへ

Keys Viewの景色を眺めた後は、南口のビジターセンターへと車を走らせました。この旅行中に巡った公園に比べれば知名度も低いので、すぐに見終わるサイズ感だろうと思っていたのですが舐めてました。ここも十分アメリカンサイズです。北口から南口へ突っ切るだけでも結構かかりました。

南口のビジターセンターまで着いて一息ついて、近くにあるコットンウッドスプリング(Cottonwood Spring)というハイキングコースにチャレンジしました(多分この国立公園で一番メジャー)。

ハイキングコースの入口には南国チックな植物が待ち構えていましたが、こんな植物が生息しているのは入口だけでした。

ハイキングコースの景色は、先ほど公園北側で訪れたHidden Valleyよりも荒廃していて、猿の惑星みたいな雰囲気が強かったです。15分前後歩いていると、Mastodon PeakとLost Palms Oasisという2箇所への分岐点が現れます。前者に向かえば合計で約2時間、後者を目指すと合計で4-6時間のハイキングという説明だったので、前者に挑戦しました。飛ばして歩いたので、30分もせずに頂上に到着しました。

頂上からの景色は何とも言えない感じです。今まで回ってきた国立公園のような壮大さがある訳ではなく、この何もない荒涼とした光景と独りぼっちの寂しさのコラボレーションが、容赦なく僕を寂しい気持ちにさせます。

正規のルートではないと思いますが、頂上近辺の岩を見で無邪気にロッククライムに挑む若者(馬鹿者?)達もいました。これでジョシュアツリーの観光はおしまいです。個人的には来て良かったですが、このために遠くの州から来るほどではないと思います。

おまけ – パームスプリングスのトラムウェイと街並み

ジョシュアツリーのついでに、パームスプリングスに戻って、近辺が一望できるトラムウェイ(Palm Springs Aerial Tramway)に行ってきました。

トラムウェイの景色です。トラムウェイはガラス張りのゴンドラでしたが、移動中、床自体が回転してくれるので良い場所をキープする必要がありません(あとで知ったことですが、世界最大の回転式ロープウェイらしいです)。

展望台に着くと、標高差のせいでかなり寒かったです。ガイドブックにも書いてあるとおり、上着は携行必須です。

展望台から見たパームスプリングの街並み。気持ちのいい景色ではありますが、絶景とまでは感じませんでした。

そして、ここにもハイキングコースが備え付けられています。ジョシュアツリーでHPを削られていたうえに、サンダルで登ってきてしまっており、見た感じあまり大きな期待ができるコースでもなかったので、ハイキングはせずに、そのままトラムウェイで下山しました。総評すると、トラムウェイはお手頃な場所でしたが、思っていたより感動は少なかったです。

最後に、インディアンウェルズの合間に撮ったパームスプリングス中心部の景色を。砂漠地帯らしい開放的でのどかな雰囲気です。中心部にはカジノなんかもあるので遊んでいくのもいいと思います。

こんな感じでテニス観戦のついでのパームスプリングス観光をチャチャッと済ませたて、今夜の滞在先であるロサンゼルスに向けて移動します。

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