晴れの日の景色の方が圧倒的にSNS映え
イグアス2日目。イグアスのシェラトン、もの凄く観光に便利です。ボートで濡れても一旦帰ってシャワー浴びられますし、国立公園内で朝を迎えることができ、朝一番で観光するのも容易ですし。
この日の天気は昨日の天気予報に反して快晴。部屋のベランダからは、朝日とともに滝の水煙が立ち昇って暑い雲を作り上げているのが見えます。
改めてアルゼンチン側を散策
雨天だった昨日とは見える景色が全く違うので、昨日通った場所をもう一度散策することにしました。また、翌日こそは予報があたって再び雨になるかもしれないと思い、この日のうちにブラジル側も観光できるようにスケジュールを変更しました。
朝食を終え、滝に向かいましたが、滝へのルートは8時か9時までは入れませんでした。当然ながら、ホテル宿泊者だからといって24時間公園内をウロウロできる訳ではありません。開放と同時にまずは、再びボートツアーに参加するためにLower Trailに向かいました。朝早いためか、ホテル内の受付にツアー会社の人はおらず、直接乗り場近くの受付まで行きました。
朝一番だったのですぐに乗れると思っていましたが、意外と11時30分以降の便しか空いていませんでした。ツアー客の予約等で埋まっていたのでしょうか。スケジュールが厳しくなるかなと思いつつも、晴れてて気持ちよさそうだったのでチケットを購入しました。
朝は水煙で曇りがち – ねらい目は太陽が昇りきってから
晴れているおかげで、公園内の景色は昨日より格段にいいのですが、まだ気温が上がってないせいで水煙がすごかったです。結局、日が昇り切ってからもう一周してしまいました。
公園内では野生のハナグマがとびだしてきます。近づいても逃げませんが、爪で攻撃してくるので、モンスターボールを持っていても捕まえるのはやめましょう。「ひっかく」というより「きりさく」のレベルなので危ないです。
やっぱり快感!晴天下のイグアスシャワー
ボートツアーのチケットを購入後、ホテルに戻ってボートツアーの時間まで休憩していました。ボートツアーの時間が近づくと、周囲に立ち込めていた水蒸気も晴れてきて、朝方よりも更に見応えのある景色に変わっていました。明らかに昨日の雨天時より美しいです。
ボート乗り場に着くと、スタッフの一人が私を指差しながら謎の言語で話しかけてきました。どうやら、昨日も来た客だと気付いたようです。そのまま昨日と同じ手順で乗船し、滝に向かって出発。景色も滝に突っ込む時の爽快感も晴天時のほうが上でしたが、この日は2回目の「突撃じゃあ」はありませんでした。この辺の気まぐれさがまさに本能型の南米人らしいところです。
(動画は雨カッパの内側からipod Touchで撮影したものです。なお、この旅でipod Touchはその生涯を終えてしまいました。。)
ボートツアーの終了後、アルゼンチン側の遊歩道を一通り散策しなおし、晴れ渡った最高の景色を堪能しました。念のため、悪魔の喉笛への遊歩道の状況も再確認しましたが、残念ながら閉鎖されたままでした。
孤独のグルメ中にひどい仕打ちを受けました
散策を終え、昼食を取るべくホテルのレストランに行くと、私が席に案内された直後に比較的若い日本人カップルが隣のテーブルに通されました。
「なにをするだァー!」、私は心の底からそう思いました。席はたくさん余っているのに、どうしてこの独りぼっちの陰キャ男性の隣に、そんな日本人のリア充をわざわざ連れてくるのか。
私は心の中でイグアスの滝より激しい涙を流しました。
独り寂しく食べるナマズ料理
かといって、わざわざ席を変えてもらっても敗北感しか得られないので、劣等感に包み込まれながら、目当てにしていたスルビ料理・スルビスパゲティを頂きました。スルビというのはナマズの一種らしく、イグアスでは割と有名な料理のようです。隣のカップルとスタッフの会話を盗聴した限りでは、スタッフは「川魚だ」とざっくりした説明をしていました。
これがそのスルビスパゲティ。珍味を期待していましたがいたって普通。川魚の割に臭みやクセがないと聞いていましたが、本当にそのとおりで、「まあ、魚」という感想。隣のリア充カップルは「まず悪魔の喉笛から観光する?」と話していたので、「プププ、閉鎖されてますよ。行っても滝壺に沈むだけですよ」と思いながら立ち去りましたが、これくらいの負け惜しみは許されて良いと思います。
公園外の観光拠点プエルトイグアスへ移動
昼食を終えてホテルをチェックアウトしましたが、天気もいいので園内をもっと歩いてみようと思い、徒歩で公園入口へ向かいました。しかし、暑いし遠いし大した景色もないので大人しくバスかタクシーに乗るべきでした。
スーツケースを引きずりながら30分ほど歩いてようやく公園入口のビジターセンターに着きました。こから、アルゼンチン側の公園外の拠点となる街であるプエルト・イグアスまでバスで向かいます。そして、プエルト・イグアスのバスターミナルでタクシーに乗り換えホテルに移動。タクシー乗り場にはでかでかと各ホテルまでの料金表が張ってあり、明朗会計です。
この日宿泊したのは「グランドクルセロ(Grand Crusero)」というホテル。建物自体はそこそこキレイで、フロントの対応も問題ありませんでしたが、セントロ(中心街)やバスターミナルから遠いのが難点です。
ブラジル滝へ出発 – 現地所要時間は3時間程度
ベランダからの景色。「このへん」を少し行った方向にブラジルとの国境があります。
この時点で既に15時くらいでしたが、ブラジル側の滝への観光に向かうべくタクシーの手配をフロントに頼むと、「何時間くらい観光するの?現地で3時間くらいあれば十分だと思うよ。帰りもタクシー?なら帰りも迎えに行くようにしとこうか。」とチャキチャキ対応してくれました。
呼ばれたタクシーの運チャンはスペイン語しかしゃべれませんでした。フロントの人が一通り話を付けてくれたので問題は無さそうでしたが(値段は往復で40-50ドルくらいだったと思います)、少し不安を抱えつつ、ブラジル滝の観光に出発しました。
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