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留学生活(シカゴ)

巨匠フランクロイドライトの作品群 – オークパーク

留学生活(シカゴ)

世界三大建築家 – フランクロイドライト

フランクロイドライト(Frank Lloyd Wright)という建築家がいます。なんでも、ル・コルビジェと誰かと並べて世界三大建築家と呼ばれるほど凄いらしいです。ちなみに、不倫、離婚、駆け落ち、破産、火事、殺人など、スキャンダルも半端じゃありません

確かに波乱万丈そうなご尊顔です(なんか晒し首っぽくないですか…?)。日本との関係では旧帝国ホテルの設計で有名です。

ライト初期建築の山 – オークパーク

そのライトの初期の作品が、シカゴ近郊のオークパーク(Oak Park)という町に大量に残されています。世界遺産も二つ混ざってます。シカゴに来てすぐの頃に一度訪れましたが、家にスマホを忘れてしまい全く写真が取れなかったため、シカゴを去る前にもう一度やってきました。

この日は所要のついでに車で来ましたが、電車(Green Line)でもアクセスは良いし、観光対象となるエリアも駅から徒歩で回れる範囲なので、電車で訪れる人の方が多いと思います。オークパークの治安は問題ありませんが、Green Lineは治安の悪いエリアを走るらしいので一応注意してください(私が乗った際には電車内ではそんな雰囲気は感じませんでしたが)。

ビジターセンター – まずはここで地図をゲット

ビジターセンターとなっているライトの自宅兼スタジオ。ここでライト作品の場所を示した周辺地図が買えますし、見学ツアーに参加する場合はここが出発点になっています。駅の側に町のビジターセンターもありますが、そちらで貰える地図はそんなに詳しくありませんでした。

ライトの作品群 – 一目で分かる、はね出し構造

ここら一帯にあるライトの初期建築の特徴は、キャンティレバーと呼ばれるはね出し構造。「低く水平に伸びた安定感と、自然との一体感を強調した造り」的なことを言われています。建築の難しいことは分からなくても、いくつか作品群を見れば、素人目にもその傾向は分かります。

 

お分かり頂けたでしょうか。ざっくり言うと、屋根か天井かバルコニーが、引き出しみたいに水平にニョーンと突き出ているのが特徴です。ここには、上記に載せた以外にもたくさんライトの作品があります。

残念だったのは、ライトの代表作品のひとつ、世界遺産でもあるユニティ・テンプルがメンテナンス工事中だったことです。ここは内部にも入るべきです(最初の訪問時には入りました)。

シカゴから少し足を延ばしてみたい人にはおススメスポット

シカゴのダウンタウンにも芸術的なビルは多いですが、芸術的な建築物という点では、このオークパークも負けず劣らず魅力的です。実はオークパークはヘミングウェイ生誕の地としても有名で、彼の生家・ミュージアムもライト作品群と同じエリアにありますが、私は小説には一切興味のない人間なのでそっちはスルーしました。

米国の他の都市から観光に訪れた人にもおススメできるスポットです。例えば、シカゴに友人が遊びに来た際に、ジョンハンコックセンターやネイビーピア、ザ・ビーンなど一通り街中の名所の案内を終えて、これ以上相手にするほど暇ではないけど、友人がもう1日予定を持てあまして提案を欲しがっている時に、「オークパーク行って来たら面白いと思うよ」と厄介払いをするには丁度いい場所です。「行ってみたけどクソつまらなかった」といわれのない批判を受けるリスクも低めの場所だと思います。

ライトの作品は米国内にもまだいくつかありますが、このオークパークは、ニューヨークのグッゲンハイム美術館に次いで、お手軽に訪問できるライト作品ではないかと思います。建築に詳しくなくてもそれなりに楽しめると思いますので、機会があれば、シカゴ観光のついでに訪れてみてはいかがでしょうか。

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