バスケのワールドカップの試合がシカゴで行われているらしく、スラムダンク&黒バス世代としては見に行くしかないということで、ロースクールで出来た友人に誘われて行ってきました。
ブルズの本拠地ユナイテッドセンター
会場はユナイテッドセンター。あのマイケルジョーダンで有名なシカゴブルズの本拠地です。ちなみに、アイスホッケーのシカゴブラックホークスというチームもここを拠点にしておりかなり強いです。右の写真の上部に飾ってあるトロフィー付の6枚の垂幕が、マイケルジョーダン時代のスリーピート×2の記録でしょう。バスケファンでなくても感動しました。なお、スリーピート(3連覇)はスリー(three)とリピート(repeat)の合成語らしいです。
相手はブラジル。サッカー以外のスポーツをマジメにやっているとは思いませんでした。なお、私はスラムダンクと黒子のバスケに書いてあること以上にはバスケのことは分かりません。
シカゴの英雄デリック・ローズ
アメリカのメンバーに、デリック・ローズ(Derrick Rose)というブルズのエースで地元シカゴ出身のヒーローがいました。最年少でシーズンMVPか何かを取ったらしいですが、そのスピードゆえに怪我しがちのようで、この日が復帰戦だったようです。登場時の歓声は半端じゃありませんでした。きっと、シカゴ市民にとっては我々にとってのハンター×ハンター連載再開以上にインパクトのあることなのでしょう。この時はまだよく分かっていませんでしたが、この選手マジですごいです。Youtubeで検索すれば、素人でも分かるピカチュウ以上の電光石火なプレーが溢れかえっています。ケガする前の方がすごかったとはいえ、生でこの選手のプレーを見ることができたのは、バスケファンに向けて「どうだうらやましいだろ」とマウント取り放題なレベルです。
試合は案の定アメリカが勝ちました。次はブルズの試合を観に来ることにします。
サンクスギビングも終わり、ロースクールの期末試験が目前に迫っていましたが、現実逃避してブルズの試合を観に行きました。
ということで、再びUnited Centerへ。相手はダラス・マーベリックス、まあまあ強いと思います(当時)。有名なのはノビツキーですね。
夏に見たバスケワールドカップより断然盛り上がっていました。やはり、シカゴ民のブルズ愛はかなり強いと思います。なお、ブルズのチケットはNBAの中でも比較的高い部類に入ります。
ブルズのマスコットキャラと思われます。こっちみんな。
試合は、3点差でリードしていたのに最後の最後で3本フリースローを与えてしまう痛恨の展開。フリースロー時にはすごいブーイングが響き渡り、私も「外せ外せ外せ外せ…」と桜木花道ばりに念を送りましたが、全部決められ延長へ突入しました(NBAは、決着がつくまで5分の延長を繰り返すルールの模様)。
延長は開始早々から敗色濃厚な感じで進みましだが、ブルズのエース、デリックローズがブザービーターのスリーポイントを決めて二度目の延長(2nd overtime)へ。観客のテンションもMAX。しかしながら、結局2nd overtimeで敗戦となりました。
NBAは体格的に規格外の人間(というか人外)が暴れまわっているので、非常に化け物っぷりを感じやすいです。例えば野球なら、日本人でも何とかなるかもと思いますが、NBAは圧倒的にムリゲーだと思います。日本では観れないモノという意味では、アメリカの四大スポーツの中でNBAは非常におススメです(ホッケーとアメフトは普通の日本人はルール知らないというハードルがありますからね。。)。
(転載時追記:このときは、まさか数年後に八村塁のような存在が現れるなんて、想像もできませんでした。)
シカゴブルズは、ミルウォーキーバックスを退けてプレーオフ二回戦(準決勝)に進出。二回戦の相手はイーストカンファレンスの本命、レブロンジェームズを擁するクリーブランドキャバリアーズ(Cleveland Cavaliers)です。
この本命相手にブルズは一進一退の戦いを繰り広げていましたが、ついに2勝3敗と追い詰められました。そしてホームで迎えた第6戦で応援に行くことに。
また来たぜ、ユナイテッドセンター!
マイケル・ジョーダンよ、ブルズに力を!
この日の問題はブルズの柱の一本、パウ・ガソル(Pau Gasol)。こいつがこのシリーズで負傷し、本調子でなさそうでマジでピンチでした。例えると、湘北で赤木がケガして不調で「いいからテーピング」してもどうにもならない状態です。まあ相手のキャブスにも痛いけが人がいるのですが。
Let’s go Bulls!やっぱり、アメリカのスポーツのポストシーズンの盛り上がり方は半端ではありません。レギュラーシーズンは何だかんだで前座です。
序盤こそ互角の戦いを見せましたが、結局、途中から大差をつけられボロ負けしてしまいました(もう一人の相手エース、カイリーアーヴィングが途中で怪我したにもかかわらず)。ここまで来てそれかよと感じるほどの低パフォーマンスでしたが、これもスポーツです。結局、キャバリアーズがイースタンの決勝でアトランタをスイープ(4連勝無敗で突破)したこともあり、ブルズ戦が事実上の東の決勝戦だったともいえます。
最後は残念でしたが、このシーズン中、筆者をワクワクさせ、NBAを好きにさせてくれたシカゴブルズに感謝です。
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