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法律事務所でのキャリア① -新人時代から留学前まで-

法律事務所

タイトルやプロフィールにも書いてあるとおり、今では外資系企業で法務をやっているわけですが、弁護士になってからそこに至るまでのキャリアを書いていこうと思います。

まず、私の新人時代の大雑把な勤務形態は以下の様な感じでした。

月曜: 9時-27時

火曜: 9時-29時

水曜: 9時-28時

木曜:   9時-

金曜:        -48時

土曜: 14時-29時

日曜: 16時-26時

こんな感じです。ここで、最近Twitterで話題になっていた若手官僚の勤務形態を見てみましょう。

官僚の知人と話したことありますが、上記は割と真実味のある話だと捉えていいでしょう。同じように頑張っているように見えますが、私に言わせれば、彼らのほうが役所の作法等つまらないことが遥かに多い一方で、我々の方が給料はがっつり多いという違いがあります。能力的には割と同等又は彼らのほうが上なので、国のため正に滅私奉公する彼らには頭が上がりません。

さて、私の話に戻りますが、もちろん、上に書いたのより緩やかな週もあればもっと辛い週もありました。四大では珍しくはない勤務形態ですが、割と働いている部類に入ります。年明けの1月2日からGWに入るまでこんなノリのスケジュールで連勤ということもありましたが、平均すれば月に1-2日はちゃんと(?)休んでいたかと。

平日は平均すると朝4時帰りのイメージですが、週末は割と人間的な睡眠時間を取っていました(でないとホントに死ぬ)。ただ、「週明けの朝一で構いませんから」と金曜の夕方に依頼してくるクライアント(通称「振り逃げ」)のせいで、私(土曜)→中堅アソ(日曜昼)→パートナー(日曜夜)のフローで作業をすることも多く、土曜日中に私のターンを完了させるために、土曜の夜から日曜の早朝にかけて働くことは良くありました。

これに、リサーチやメモランダム・法律意見書のような調査・熟考が必要な仕事が重なり、日曜日から徹夜ということも月に1回はあったような感じです。なお、所属している分野によってスタイルがそこそこ異なります。

こんな生活の中でも常に何とかなると思う楽天的な性格ですが、いっそ朝起きていたら死んでいれば楽なのにと思うこともありました。しかし、こんな生活で寝坊すらも二回しかなく(一回目は、ついに倒れたかと思われました。そして、二回目の寝坊は土曜)、人間、心が折れていなければそう簡単には死なないんだと思いました。

なぜここまでして働けたのかよく分かりませんが、化物みたいなパートナーや手強いクライアントに負けてたまるかという向上心、程度の差はあれ同じように働くアソシエイトに対する無駄な意地の張り合いみたいなものに夢中になって、ずっとアドレナリンが出ていたんだと思います。カネ払いが良かったということは否定しませんが、使う時間もなければロクな使い方も知らなかったし、せいぜい、自分の能力と仕事に対する評価の物差しとしか思っていませんでした(はい、キレイゴト)。

二年目以降は、処理能力の向上とともに徐々にまともになっていき、留学の前頃には、平均して二-三時間ほど帰宅時間が早くなりましたし、徹夜の数も減り、土日の片方は休めることが増えていきました。

こんな過労死ラインのはるか向こう側の世界で数年頑張ったご褒美の意味合いもあって、四大法律事務所の弁護士は、二年間ほど留学に行かせてもらえる仕組みになっているわけです。

こうして、夢中で駆け抜けた最初の数年間と、自由を謳歌する二年間の留学期間を経て、自分のキャリアについて別の方向性を考え始めるに至るわけです(続きます)。

 

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