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弁護士と旅

インディアンウェルズ観戦情報 – 会場施設とチケット購入方法 (vol.12)

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公式サイトはすぐに売り切れ – 転売ヤーサイトは当たり前

最後にチケットの買い方です。今回、会場でおじさんからもらうという稀有なやり方があることが分かりましたが、通常ベストなのは公式サイトから定価で購入することです。ただ、アメリカのスポーツチケット(特にいい席)は、大半の席を常連と転売ヤーがシーズンチケットorシリーズチケットで買い占めていくので、定価での購入は難しいことも多いです。

日本だと転売ヤーを使うのは気が引けますし、無許可の転売ビジネスはご法度なのでピンと来ないかも知れませんが、アメリカ(たぶんヨーロッパも)では転売はごくごく普通のようで、転売サイトも発達していて便利です。ただ、人気イベントとなると定価よりも相当高くつき、まさに市場が値段を決める世界です。金さえ払えば直前でも転売ヤーから入手しやすいという利点はありますが、極端な例では数千ドルのチケット(スーパーボウルなんてヘボい席で100万円くらいしてた気がします。先日のメイウェザーVSパッキャオなんてもはや。。)とかもあって、ちょっと行き過ぎにも感じます。

メジャーなのはStubHubか

転売サイトの中で一番メジャーなのはおそらくStubHubというサイトだと思います。日本のクレジットカードでも通用しました。日本にはチケットを配送してくれない気もしますが、アメリカの住所+日本のカードでOKだったということは、配送先を滞在先のホテルにしてしまえば日本在住者でも利用は可能かも知れません(保証しません)。

StubHubという転売サイトとSeatGeakという転売ヤー比較サイトを利用してスポーツチケットを手配したりしていました。日本人としては本当にこうしたサイトを信用できるのか不安に感じるとは思いますが、みんな当たり前に利用していますし、まだ10-20回程度の利用ですが、今まで問題が生じたことはありません。

Eチケットの方が望ましい、紙のチケットは余裕をもって

データをプリントアウトして持っていけばいいEチケットであれば、配達が不要なので楽ですが(ホテルで印刷してもらうこともできますし)、テニスのいい席の多くはシリーズチケットの購入者が取ってしまっているので、紙媒体の配送が必要なことも多いと思います。Eチケット限定で検索をかけると、選択肢がかなり減ります(へぼい席はEチケットでもそこそこあります)。紙のチケットの場合、だいたい3-4営業日くらいで届きますが、怖いので、予定配送日プラス1-2営業日の余裕をもって購入しています。ホテルへの配送はまだお願いしたことがありませんが、イギリスでマンUの試合を友人と観たときはホテル受取ですんなり行きました(友人が手配)。

おひとり様には辛辣 – 二枚組が最も定番

私のようなボッチに厳しいのが、2枚以上のセットになっていることが多い点です。例えば、全米オープンの公式サイトでシリーズチケット1枚を取ろうとすると、同じ列に1席だけ残ってしまうような購入の仕方はできませんと表示されました。こういうシステムのせいもあってか、2枚以上セットでの購入が基本となっており、それゆえに、転売もまとめ売りになるのでしょう。

さらに悲しいのは、シリーズチケットはバラで買うより何割か安く設定されているので、そういうシリーズチケットをもとにしたまとめ売りのチケットは、1枚だけのバラ転売よりお得な価格設定になりがちです。そうはいっても、1枚の割高なチケットより、お得なチケット2枚の合計額のほうが高いので、ぼっちの場合は仕方なく、限られた選択肢の中からお得でないチケットを購入することになります(2枚買って1枚はさらに転売という荒業もありますが、言語も文化も違う国で売主になるのは気が進みません)。

売主に会場で遭遇することも

売主側が、2枚持ってる連番チケットのうち1枚を売れば、隣が買主であることは売主には分かる訳です。観戦3日目の記事でも触れたとおり、売主に話しかけられるというイベントが発生しましたが、後にも先にもこの一回だけでした。なお、この転売ヤー(?)は、ラスベガスの住所宛に私のチケットを送付したらしく、ラスベガス在住なのか私に聞いてきました。どうやら、双方の身元を明かさないために中継地を挟む仕組みになっているようです(すべてのケースがそうなのかは分かりません)。

相場は試合が近づくに連れて変動する

イベントが近づくに連れて売れ残りを防ぐために値段が安くなっていく傾向があるようにも思いますが、ケースバイケースです。配送時間・希望する席の確保・価格との兼ね合いでいつ買うか決めるしかありません。

テニス観戦は金銭的にも時間的にも難易度が高い

結局、今回はマスターズ4日観戦のチケット代だけで1,000ドル強も使ってしまいました(旅行の計画を立てはじめたときの予算は500ドルのはずだったんですが)。こんなことしているせいで、マジで貯蓄が尽きそうです

テニスファンとしては値段に見合う充実した内容になりましたが、テニス観戦は、

①目当ての選手がどの日(&昼または夜)に試合するか直前まで分からないし、勝ち残るかも分からない。
②なのに直前に手配すると席が悪いか値段が高くつく。もともとの値段も高い。
③雨・棄権などで中止になってしまったら目もあてられない。
④観戦マナーもなんか厳しそうだし、団体スポーツのサポーター的なワイワイ感は無い。

などといった、観戦者泣かせの要素がいっぱいあります。会場に到着するまでは、ロスには日本人も多いし「錦織圭応援ツアー!」みたいなおばちゃんがもっといるのかと思ってましたが、上記のような要素もあってか皆無でした。まあ、マスターズといってもピンと来ない人が大半でしょうけどね。

実際に1階席で数日観戦してみて、基本的には金も時間もある人が観るものなのかなぁと思わされました。今でこそ時間はありますが(金のほうはなくなりつつある。。)、日本に帰ったら、リタイアするまでテニス観戦なんて満足にできないのだろうと思います。

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