マヤ文明終焉の地Tulum – カリブ海と遺跡のコラボレーション
トラブルの続いたこの旅行も最終日となりました。今日で旅行を終えて極寒のシカゴに帰ります。
この日は、マヤ文明終焉の地であるトゥルム(Tulum)の遺跡を観光して帰ります。ホテルからは車で数分、街から近いのがこの遺跡の良い所です。遺跡はそこまで大きくなく、1時間強で観光できるくらいですが、ここは海と遺跡のコンビネーションが生み出す景色が素晴らしいです。マヤ文明がなぜ消滅したのかは分かりませんが、海がキレイ過ぎて何もやる気が無くなって滅びたという説を提唱したいと思います。
かくして、マヤ文明終焉の地で今回の我々の旅行も終わりを迎えました。この旅行中、何度も日中戦争、あるいは日本国内での内乱が勃発しそうになり、ヘイトが溜まることもありましたが、この海をみると、入国早々に交通違反で捕まりかけたことも、秘境の湖で車のキーが水没して6時間以上代車を待たされたことも、メキシコの僻地で連れが失踪したことも、中国人と何度も口論になったことも、全てがどうでも良くなりました。旅行を締めくくるには最高のスポットでした。
シカゴ帰還 – 南国のリゾートから氷点下の大都会へ
その後、1時間ほどの最終ドライブを経て空港のレンタカー営業所に戻り、無事故無違反(?)でドライバーとしての役割を終えました。Bacalarで水没した車のキーは残念ながら保険でカバーされず100ドル以上追加で徴収されました。空港のレストランで食事をとり、運転も終わったので存分にビールとテキーラをあおってシカゴ行きの飛行機に搭乗。我々がカンクンにいる間、シカゴはマイナス20度前後との報が入っていましたが、帰ってきた日はたかがマイナス2度だったので拍子抜けしました。
飛行機から見た夜のシカゴ(黒い部分はミシガン湖)。この都会の夜景はカリブ海の景色とはまた違う趣があります。オヘア空港からはタクシーで帰宅。中国の小皇帝たちを含め、最終的にはみんな今回の旅行に満足していたと思います。
「トラベルはトラブル」とは言うものの、ここまでハプニングが続くとは思っていませんでした。違う国から来た人と長期旅行に行くのは精神的疲労はケタ違いですが、なかなかいい人生経験になりました。二度と行きません。そんなこんなで、留学前はドメドメだった自分が、冬休みの間にアルゼンチンとカンクンの二大旅行を満喫することができました。
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